デジタル温度計

 動画のデジタル温度計は「2.0℃」を示しています。この「2.0℃」という気温が何℃を示しているのか、気になったことはありませんか?


 普通に「2.0℃」という表示を見ると、小数第2位を四捨五入して「2.0℃」なんだな〜と思います。つまり

  1.95℃〜2.04℃

この間の温度であるということです。




 ところが、この温度計を見ている時に、1.9℃から2.0℃に変わったとします。そうすると、その瞬間2.0℃になったと感じます。つまり、

 1.98℃→1.99℃→2.0℃

となったと感じませんか?そう考えると

  2.00℃〜2.09℃

この間の温度であるということになります。ということは小数第2位を切り捨てていることになりますね。


 逆に、2.1℃から2.0℃に変わったとすると、どう感じますか?これはいろんな感じ方がありそうです。四捨五入派、切り捨て派、切り上げ派が考えられます。

 調べてみたのですが、良く分かりませんでした。そもそも温度計には結構誤差があります。さらにそもそもこのタイプの温度計は電圧を測定して、その電圧に何らかの計算をして、温度に変換しています。また、アナログな「温度」という量をデジタルに変換しているので、いろいろとややこしいことが起こっています。そもそもどこの場所の温度を測定しているかも分からないですね。日向や日陰、風が吹いているか、などで体感温度も大きく変わります。結論としては、だいたいの温度が表示されているので、あまり悩まない方が良い、ということです。